194. 現場を直撃するグローバル化に対応しろ!
Sep 19, 2025グローバル化の加速が、海外志向の人材に限らず多くの現場社員を直撃している。
企業の海外進出、外国資本による買収、M&Aや協業の拡大により、外国人と働くことが当たり前の時代となった。度重なる海外出張や、深夜のオンライン会議での外国人との議論は体力と睡眠を削る。異文化理解だけで業績は上がらない。
現場リーダーのスキルが上がらなければ、「日本人は外国人をマネージできない」と言われかねない。必要なのは、国籍や言語にかかわらず、人の力を引き出し、チームパフォーマンスを上げるリーダーシップだ。「目的を明確に説明する」「状況をオープンに共有する」「部下を観察し成果を承認する」、、、意識さえすれば実践できることが多い。
英米の軍隊では多国籍軍でのオペレーションが常態化している。紛争地帯で現場を担う指揮官たちは、日々、他国軍との協働無しには生き残れない。通訳を介して「何をするのか」「なぜするのか」を簡潔な言葉で合意する。これこそが、戦場から生まれ、NATOで体系化されたMission Leadership®の神髄だ。語学力でも文化理解でもなく、普遍的なリーダーシップスキルであり、訓練すれば誰でも習得できる。
このスキルを体系的に学び、現場で実践することが、ビジネスにおいても個人と会社に成功をもたらす。