200. フィードバックと叱責は違う

6.evaluate 評価 Nov 28, 2025

「戦場で部下を叱責する指揮官は使い物にならない」と、元英国特殊部隊将校ダミアン・マッキニーは言う。感情的に部下を叱ると部隊の生存率が下がるからだ。英米の軍隊指揮官は常に冷静なフィードバックを与えるよう、徹底的に訓練されている。

① 叱責は“情報伝達”を阻害し、死亡リスクを上げる
② 冷静なフィードバックは“ミスの再発を防ぐ最短手段”
③ 恐怖では「自律行動」が生まれない
④ 上官が感情的になると、部隊の士気が崩れる

軍隊指揮官が叱らないのは“甘い”のではなく“合理的”だからだ。生存率、成功可能性、情報伝達、自律行動の育成、部隊の士気。どの観点からも、必要なのは冷静なフィードバックであり、感情的な叱責ではない。

ビジネスの現場では、「ハラスメントに過敏な昨今なので、叱らないようにしている」という声がある。違う。「叱るのは非合理的だからフィードバックを与える」のだ。

 

深堀はこちら