202. 新兵器で戦場を変える覚悟を持て

7.aspire®全般 Jan 04, 2026

「上官の意図を先回りして理解する(Anticipate the commander’s intent)ことは、Mission Leadership®の中核コンセプトだ」と、元英国海兵隊将校ダミアン・マッキニーは言う。
上官と合意するのは「何をやるか、何故やるか」というミッションだけだ。この二つの上に組織の戦略ビジョンがある。3つを理解し自律的に動く事で、「組織の連動」と「各チームの自由度」という一見矛盾する二つを両立できる。
Intent を理解した自律行動は、“命令に従う”ことではなく、“戦略に沿って判断する”ことだからだ。

近年、米軍は花形のスナイパー部隊を縮小し、ドローンによる精密爆撃へのリプレースを進めている。大金を投入して育成した精鋭スナイパーに見切りをつけたのだ。理由は、ウクライナ戦争で死傷者の7割以上が攻撃ドローンによると推定されている事だ。ドローンは塹壕に隠れている敵でも真上から発見し精密に爆撃する。現代の戦場ではスナイパーによる水平狙撃だけでは勝てない事を、戦場の兵士が誰よりも知っている。

「いつの時代も、新兵器を敵より先に導入し、全軍を変革した軍隊が生き残る」と、元英国特殊部隊指揮官ダミアン・マッキニーは言う。「戦略はどう変わるか?」「未来の戦場はどうなるか?」を予見する力が問われている。
織田信長の鉄砲導入は好例だ。

AIがビジネスに革命をもたらすことに疑問の余地は無い。人間を超える能力とスピードを持ち、低賃金で24時間働く新兵器を使いこなせる組織が生き残る。

企業の運命を決めるのは、我々ビジネスリーダーの決断速度だ。

 

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